RPG学園♪
外はきれいな満月。


キレイな夜空だった。


「もう、夜か。」


知也が言う。


「…おかしい。」

沙耶が言う。

「ん?」

幸大が言う。

「景色…自然が変わっている。」

「…、確かに。


もしかして、この城の中は時間が違うのか?」

幸大が言う。

「どーゆーことですか?」

水瀬が言う。


「多分、城の中の一日は、外では何日にもなってるんだ。」




ドゴーンッ、


「おい、あれ!!」

城を奏が指差す。


「城が動いてる?


って、あれ、腕みたいだな…」


「ああ。


なんか城全体が上半身を作ってるな。

あれが…顔だ…」

史郎が言う。



「確か、

RPGのゲームでさ、

ドラ●エの8作目にも城が敵になったよな。」

幸大が言う。

「んなこと言ってる場合か!!」


奏がツッコミを入れた。

「おい、幸大、ド●クエⅧではアレはラスボスじゃないが、

これはどう見てもラスボスだろ?」

史郎が言う。

「兄様、どうするの?」


「決まってんだろ。」
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