RPG学園♪
数日後
8月某日
祭囃子の中を歩く集団がいた。
「それにしても、よく皆の浴衣、買えたな。」
赤い浴衣を着た奏が言う。
「それに結構高そうだけど、兄様、無理したのかしら?」
黄色い浴衣を着た柚葉が言う。
「火からダイヤモンドを生み出し売却しただけらしい。」
青い浴衣を着た沙耶が言う。
「たまに思うんですけど、それって違法じゃ…」
白い浴衣を着た水瀬が言う。
「違法ではないだろ。
正真正銘のダイヤなんだから。
それより、着付けなんかできたのか?」
幸大が言う。
「奏さんと柚葉さんのお母さんがやってくれました!」
沙耶が言う。
「おーい、早く行こうぜ?」
知也が呼ぶ。
「早くしないと花火が始まりますよ?」
真琴が言う。
「ああ。」
幸大が言う。
「しー君、行こう?」
「ああ。
ほら。」
史郎が手を差し出す。
「え?」
「はぐれたら困るから手を繋いだ方が良いだろ?」
史郎が言う。
「うん!」
結衣は史郎の手を強く握りしめた。
これから数年後
異世界を救う人々が現れる。
それは9人組であり、
常に笑顔の絶えないチーム。
それこそが彼らが創る物語。
その物語を創るための物語…これにて、終幕。
めでたし、めでたし。
RPG学園
HAPPY END
―完―
8月某日
祭囃子の中を歩く集団がいた。
「それにしても、よく皆の浴衣、買えたな。」
赤い浴衣を着た奏が言う。
「それに結構高そうだけど、兄様、無理したのかしら?」
黄色い浴衣を着た柚葉が言う。
「火からダイヤモンドを生み出し売却しただけらしい。」
青い浴衣を着た沙耶が言う。
「たまに思うんですけど、それって違法じゃ…」
白い浴衣を着た水瀬が言う。
「違法ではないだろ。
正真正銘のダイヤなんだから。
それより、着付けなんかできたのか?」
幸大が言う。
「奏さんと柚葉さんのお母さんがやってくれました!」
沙耶が言う。
「おーい、早く行こうぜ?」
知也が呼ぶ。
「早くしないと花火が始まりますよ?」
真琴が言う。
「ああ。」
幸大が言う。
「しー君、行こう?」
「ああ。
ほら。」
史郎が手を差し出す。
「え?」
「はぐれたら困るから手を繋いだ方が良いだろ?」
史郎が言う。
「うん!」
結衣は史郎の手を強く握りしめた。
これから数年後
異世界を救う人々が現れる。
それは9人組であり、
常に笑顔の絶えないチーム。
それこそが彼らが創る物語。
その物語を創るための物語…これにて、終幕。
めでたし、めでたし。
RPG学園
HAPPY END
―完―