RPG学園♪
一時間後
史郎が帰った後
「無駄な話をしてたら遅くなった。
まぁ、良いか。」
幸大は史郎から押し付けられたDVDを鞄にしまいながら言う。
ドヒュンッ、
「中庭からか?」
何かの音を聴いた幸大は中庭に向かった。
中庭
ドヒュンッ、
杖を持った少女が並べられた空き缶に矢のように飛ぶ閃光を放っていた。
「なかなか当たらないみたいだな。」
幸大が話しかける。
少女は幸大をジッと見つめる。
「細かいのは苦手。」
そう小さな声で言った。
「俺は幸大。
総合学科の2年だ。」
「魔法使い学科1年
沙耶。」
「テストの練習か?」
「…(コクッ)」
首を縦に振る。
「筆記は点数が悪いのか?」
「…(ブンブンッ)」
首を横に振る。
「え、じゃあ…」
「文字が書けない。」
「書けない?」
「学校に行ってなかったから。」
「だから、読み書きができないってことか?」
「…(コクッ)」
「そりゃ、実技を頑張らないとな。」
「当たらない。」
「じゃあ、お手本を見せてやる。」
ヴゥン、
幸大の周りに3つの光の球が現れた。
「貫け!」
ヴンッ、
バシュンッ、
光の球から閃光が出て缶を3つ同時に貫いた。
史郎が帰った後
「無駄な話をしてたら遅くなった。
まぁ、良いか。」
幸大は史郎から押し付けられたDVDを鞄にしまいながら言う。
ドヒュンッ、
「中庭からか?」
何かの音を聴いた幸大は中庭に向かった。
中庭
ドヒュンッ、
杖を持った少女が並べられた空き缶に矢のように飛ぶ閃光を放っていた。
「なかなか当たらないみたいだな。」
幸大が話しかける。
少女は幸大をジッと見つめる。
「細かいのは苦手。」
そう小さな声で言った。
「俺は幸大。
総合学科の2年だ。」
「魔法使い学科1年
沙耶。」
「テストの練習か?」
「…(コクッ)」
首を縦に振る。
「筆記は点数が悪いのか?」
「…(ブンブンッ)」
首を横に振る。
「え、じゃあ…」
「文字が書けない。」
「書けない?」
「学校に行ってなかったから。」
「だから、読み書きができないってことか?」
「…(コクッ)」
「そりゃ、実技を頑張らないとな。」
「当たらない。」
「じゃあ、お手本を見せてやる。」
ヴゥン、
幸大の周りに3つの光の球が現れた。
「貫け!」
ヴンッ、
バシュンッ、
光の球から閃光が出て缶を3つ同時に貫いた。