RPG学園♪



「沙耶さん、先輩、お帰りなさい!」


「ああ。」

「二人の御飯も買ってあるわよ。」

柚葉が言う。


「サンキュー。」

幸大がシートに座る。


ぽんっ。

「な!?」

奏が声を出す。



沙耶が幸大のあぐらの上に座ったからだ。

「兄様、どういうことかしら?」

「先輩、まさか沙耶さんを助けに行ったはずが襲っちゃったんですか!?」

「水瀬、話をややこしくするな。」

「沙耶、何で幸大の上に座ってんだよ?」


「私は幸大が好きだから。」


「な!?」

「あら、兄様を呼び捨てなんて良い度胸ね。」












しばらくして旅館に戻ってきた。

「おい、知ってるか!?」


知也が言う。

「何をだ?」


「この旅館には混浴があるんだよ!」


「あっそ。」

「そうか。」



「2人とも、混浴だぞ!?」


「いや、だって混浴に入ってあいつらにバレたら殺されるし。」

幸大が言う。

「同感。」

史郎が言う。


「例え殺されようと混浴に入るのが男だろ!?」


「悪いが、俺はあいつら以外の裸を見たいとは思わん。」

幸大が言う。

「同感。」

史郎が言う。
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