RPG学園♪
「オラァッ!」

バキッ、

4人の場所に着いた。


「奏!

柚葉!」


「ああ!」

「ええ!」


ダッ、

タンッ、


ザパンッ、

幸大を踏み台にして岸まで跳んだ。



二人が跳んだ反動で幸大が沈む。

「沙耶!

水瀬!


幸大が下から来るから、体のバランスを保てよ!」

奏が言う。


「はい!」

「…(コクッ)」


ザバッ、

「上がれぇ!」

バシャンッ、

幸大が水中から水瀬と沙耶の足の裏を押し上げて跳ばす。

「二人とも、そいつらのキャッチ、頼むぞ!」

「はいよ!」

「任せて兄様。」

ガシッ、


奏と柚葉は同時に水瀬と沙耶をキャッチした。



「五行。相生。

『水生木』」


ゴウッ、

急に一部の水が動き、桟橋のような形になり、そして木に変わった。

幸大はそこに立つ。


『何で!?

普通なら怖くて動けなくなるはずなのに!!』


「簡単だ。

自分が死ぬことより、

俺は、奏や柚葉、水瀬に沙耶。

こいつらを失う方が怖い。

だから必死で助けるんだろ?」


『でも、私は…

だって、彼は…』


「そんなことより。

いつまでも氷の上だと危ないぞ?

ほら、手を貸してやるから。」


『…ふふっ。

遠慮しとくわ。

そこの4人に怒られそうだから。


ありがとね…。

私に手を伸ばしたのが、貴方だったからかな?

何かすっきりした。』

「何でだよ。」
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