RPG学園♪
「予想通り、10対0。」

史郎が言う。

「だが、俺はお前に一万賭けたからな?

だから9対1…にはほど遠いが、

9.999対0.001

位にはなるんじゃねぇか?」

史郎が言う。

「俺も幸大に1000円賭けるさ!


金があればもっと賭けるんだが無駄遣いしちまったからな。」

知也が千円札を出す。


「僕は兄様に3000円賭けます!」

柚葉が出す。


「私は5000円出すからな!


勝てよ?」


奏が樋口一葉のお札を史郎に渡す。



『両チーム、中央に!


両チームのセコンド以外はもっと離れてください。


ちなみに、放送局が実況放送します!』




「ふん、本当に一人だけなんて、馬鹿ね。

まぁ、私は最高のチームを作ったわ。」


武闘家を戦闘に、戦士、僧侶、魔法使い、盗賊がいた。



『両者、準備をしてください。』


スッ、

幸大が刀を抜く。


「え?

刀身が…ない?」

周りの人がざわつく。


幸大の抜いた刀には刀身がなかった。


「奏、鞘を持っててくれ。」

「ああ。」


「刀身がなくて、勝てるのか?」

敵が言う。


「戦闘前に騒ぐのは弱い奴が敵を陽動する時にやるんだぜ?」


「ぐぬっ!」
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