RPG学園♪
「申し込んできたぜ!」

史郎が戻ってくる。

「しー君、学園祭って何やるの?」

結衣が訊く。

「まだ決まってないが…

何にする?」

幸大と知也に訊く。

「またお化け屋敷でよくない?」

知也が言う。

「いや、実はな、他のクラスで三つほどお化け屋敷という意見が出ているらしい。」

史郎が言う。

「マジか。

じゃあどうする?」


幸大が言う。

「うむ。

3人では飲食は無理だな。

式神を使えば別か…。」

「俺は構わねぇよ?」

幸大が言う。

「それはオススメしない。」

沙耶が言う。

「何でだ?」

幸大が訊く。

「1年生の全てのクラスは飲食店。」

「1年って何クラスあったっけ?」

知也が言う。

「確か…

戦士学科、魔法使い学科、武闘家学科、盗賊学科が


2クラスずつ。

僧侶学科と総合学科が1つね。」

柚葉が言う。


「全部で10か。

出店と教室の同時運営をしてるクラスは?」

幸大が訊く。

「7。」


沙耶が答える。

「だいたい1つのクラスは出店の屋台を三つ出すからな。

7クラスだと21の屋台。

スペースがギリギリだな。

出店や飲食店は無理か。」

幸大が言う。

「アトラクションとショーのどちらかだな。」

史郎が言う。
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