RPG学園♪
「物質そのモノを変化させることもできるが、変化させる場合は質量保存の法則に縛られるんだ。」

幸大が付け加える。

「確かに、クリップから水が出たけどクリップそのものに変化はないわね。

さすがだわ、兄様。」

柚葉が言う。

「あ、俺、デコレーションなら自信あるぜ?」

知也が言う。

「デコレーションってあの携帯とかのですか?」

水瀬が訊く。


「ああ。

前にな、女性に持てたくて習得したんだ。

アマチュアコンテストで優勝もしたぜ?」

知也が自慢気に話す。

「お前って…ある意味その信念と努力を評価するよ…」

奏が言う。

「しー君はあれできるよね?」

「あれ?」

「ほら、パソコンで写真ばカシャッってやって色々するヤツ。」


結衣が身振り手振りで説明する。

「ああ、アレか!」

史郎が言う。

「アレって何だよ!!」

知也がツッコミを入れた。

「俺が作ったパソコンのソフトでな。

プリクラを普通のパソコンでできるようにしたんだよ。」

史郎が言う。

「プリクラってことはフレームとか、色んな文字書いたりとかですか?」

水瀬が言う。


「ああ。

元々は合成写真を作ったりするヤツをもらったからプログラムをいじったんだ。」


「私はパソコンとかよくわかんないけどしー君と何枚も撮ったよ。

ほら!」

携帯に貼ってある写真を見せた。
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