RPG学園♪

昼過ぎ


史郎と知也は交代していた。


「てか、思ったよりも大繁盛だ。」

知也が言う。

「ああ。

誰だよ、こんな忙しい出し物を考えたのは。」

幸大が言う。


「すみません、こんな形のアクセサリーできますか？」

「はいよ。

少し待っててくれ。」

幸大が土に手をかざし、アクセサリーを生み出した。

「すみません、プリクラ良いですか？」

「はいはい。

任せてください、お嬢さん！」

何だかんだでよく働く知也。

「じゃあ、知也。

俺はそろそろ行くからな。

式神は置いていく。

アクセサリーとかは問題なく作れるからな。

じゃあ。」

「おう。」






昇降口


「幸大、遅いぞ！」

奏が怒る。

「いや、けっこう客が多くてさ…」

「言い訳はカッコ悪いわよ、兄様。」

柚葉が言う。


「まぁまぁ、皆さん揃ったんですから楽しみましょー！」

「水瀬はテンションが高いな。」

幸大が言う。

「取り合えず外に行こうぜ。」

奏が先導する。

きゅっ。

沙耶が幸大の手を握る。


「何か、小動物みたいだな。」

幸大が握り返す。