RPG学園♪

数時間後


準決勝


「よっし！

やるぜ!!」

知也が気合いをいれる。

「なんかすごいですね…」

水瀬が言う。

「まぁ、今回の相手は女９人に男１人だからな。」

幸大が言う。

「兄様を超えたハーレムね。」

「ふっ。

ハーレムは数じゃない。

心だろ。」

「幸大がカッコいいこと言ってる!?」

奏が驚く。


「ただの甲斐性なし。」

沙耶が呟く。

「戦う前から心にダメージが…」


『レディ…

ゴー！』


「あれ、しー君も皆も行かないの？」

結衣が言う。

「知也が先陣を切って走っていったからな。

成り行きを見るんだ。」



「よっしゃあ！

かかってこい！」


知也が敵陣に突っ込む。


「きゃあ！」

「来るな！」

「変態！」

「まだまだ、エロスが足りんぞ!!」

知也がさらに騒ぐ。


「やめて！」

「いやー！」


「うひょひょひょひょひょ♪」



「何か知也が楽しそうだな。」

史郎が言う。

「イキイキしとるがな…。」

幸大が言う。





数分で女性が全員座り込む。


「どうしたんでしょう？」

水瀬が訊く。

「あいつらのはいてるのはスカートだからな。


知也が手に持ってるの…その。

下着だからな。

アレを取られたらスカートをはいてる奴は動けなくなるだろ？」


「うわ…

知也さんって…」


「変態。」

沙耶が呟く。