RPG学園♪
「…なら。

こっちも本気を出して相手をするか。」

「何?

こいつらが本気じゃないと?」

「ああ。


お前ら!!」

幸大が叫ぶ。

「叩きのめせ!」







「ふぅ、女性相手にしかカッコいいところは見せたくなかったんだけどな。」

知也が言う。

「これで勝ったらお前もモテモテじゃないのか?」

史郎が言う。

「そうか!!

その手があったか!!」



「ごちゃごちゃ言ってたら死ぬぜ!」

盗賊が襲いかかる。

「実はな、俺…」

史郎が言う。

「オラァ!」

盗賊が史郎にナイフを向ける。


ふわっ、


ダンッ、

盗賊が浮かび、地面に倒れた。

「合気道と太極拳ができるんだぜ?」

史郎が言う。


「じゃあ、次は俺だな。」

知也が地面に倒れた盗賊に近づく。

「俺はな…」

ドゴンッ、


ステージに穴が空き、盗賊は地面にめり込む。


「かなり有名な喧嘩野郎だったんだよ。」

知也が言う。


「いや、喧嘩野郎ってなんだよ。」

史郎が言う。

「まぁ、ただの不良だ。」

「へぇ。

あだ名とかってあったか?」

「聞きたいか?

レディース狂いの知也って呼ばれてたぜ。」


「何でだよ。」

「レディースに一人で行って手当たり次第にナンパしてたから。

しかも無傷で帰ってくるって有名な男だったぜ。」

「あっそ。」

史郎が呆れる。

「ちなみにその頃はパンツじゃなくてブラをだな…」

「変態め。」

史郎が蔑みの視線を送る。
< 90 / 204 >

この作品をシェア

pagetop