RPG学園♪

ガガッ、


「くそっ！

こいつも杖術か？」

ゴウッ、

火の玉が飛ぶ。

「あぶねぇ!?」

ガッ、

沙耶の杖の攻撃。

「くっ！

しまっ…」


ドゴンッ、

爆発が起きる。


「くそっ！

杖術は使うし、魔法の発動が早すぎる…」

武闘家が言う。

「杖術じゃなくて棒術。」

沙耶が言う。

「は？」

「私の杖は体より長いから。」

「んなもんどっちでも良いんだよ!!」

ゴウッ、

「うおっ!!」

風が巻き起こった。

「さっきから大きな攻撃を外すとはな!!」

「だったら…」

ヒュッ、ヒュッ、ヒュッ、

３つの閃光が舞い踊る。

「うおっ!!

ひっ!?

うわっ!?」

ズガガガガガ

ガガガ、

ガキンッ、

「なかなか当たらないなぁ？」

閃光は地面を削ったり武闘家に向かっていくが当たらない。

「私の勝ち。」

沙耶が呟く。

「は？」

ヒュッ、

閃光が武闘家を襲う。


「へっ、食らうかってーの。」

ヒョイ、

武闘家が避けた瞬間、地面が光る。

「まさか…」

バチチチッ、

バチッ、

「それは雷の檻。

触れば貴方は焦げる。

だから動けない。」

「まさか…」

「私の攻撃は避けられるから当たらない。


だから、避けられない貴方は、私に負ける。」


ヴゥンッ、

大きな光の球。

「…。」

無言で武闘家に杖を向けると光の球が武闘家に向かっていった。


ドゴーンッ、


「沙耶さん、さっきはいっぱい喋りましたね。」

水瀬が言う。

「私は、幸大以外の男とはあまり喋りたくないのに。」

沙耶が目線を落としながら言う。