RPG学園♪
「史郎、結衣。

いちゃいちゃするのは良いが決勝戦は終わってないぞ。」

幸大が言う。

「残り5人くらい幸大だけで十分だろ?」

史郎が言う。

「ったく。


で、どうだ?

俺の仲間の強さは。」

「予想外だったな。

だが、貴様だけでも倒す!」


「あっそ。

かかってきな。」

幸大は刀身のない刀を構えた。


ヒュッ、

盗賊が切りかかる。

「五行『金』

『二刀小太刀。』」


ガキンッ、

盗賊の攻撃を二刀小太刀に変化した、刀で受ける。

ガキンッ、キンッ、ガキンッ、

「遅い。」

キンッ、

カランッ、

盗賊のナイフが落とされた。

「くっ!」

盗賊が殴りかかる。


ザシュッ、

盗賊を斬る。


「次は俺だ。」

戦士が切りかかる。

「五行『木』」

刀身が木刀になる。


「木など、斬ってくれる!」

スパンッ、

幸大の刀が切られる。

「あっそ。」

ざわっ。


木刀が元に戻る。

「切っても無駄と言うことか、だが!!」

戦士が切りかかる。

「食らえ。」

幸大が刀を振る。

刀身は木の根のように伸びて戦士の剣に絡み付く。

「くっ!

放せ!」


「五行相生

『金生水』」


バシャッ、

戦士の剣の刀身が水に変わり地面に流れた。

「俺の勝ちっと。」


ドシュッ、

刀身が伸びて、戦士を貫く。
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