君のお姫様。



「・・ハァ・・ハァハァ・・」


屋上まで走っていくと

結構、疲れるもんなんだね・・


「あ!美桜さぁん!遅いですよー
何してたんですかー!」


「みおっち、おかえりぃー!」


「みおりん・・なんかあったの・・??」

「美桜、髪ぐちゃぐちゃ・・」


みんな、心配してくれたんだ・・

嬉しい・・

スカートのポケットに手をつっこんで

くしを取り出して、髪の毛を梳いた


「ごめんね、みんな・・美桜
廊下で倒れちゃって・・さっきまで保健室にいたの」


みんな、びっくりした顔で見る


「えぇえ・・!みおりん、大丈夫なの?
ってか、倒れたってことは誰かに保健室まで運んでもらったの?」



・・・夏鈴・・鋭いわー・・!
なんで、わかるんだろう・・


「う・・うん・・運んでもらった・・」


「「「「誰に!?」」」」

みんながいっせいに同じ事をいった



「・・・・龍聖・・」


みんなは、美桜が龍聖のこと好きって
知ってるから、驚くだろうな・・


「やっぱりか・・・!
よく、ドラマとかでもあるよねー!そーゆーの!」

って紅葉は言った


え、よくあるの!?

美桜、わかんないけど・・・・





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