Don't a hero



「あいよ〜!」



ラーメン屋のおっちゃんは麺を水切りしながらノリよく返事をした。




























「まだかなぁ〜。」



雅樹はニコニコしながら言う。




「まだ注文してから1分も経ってねぇじゃんか。」


俺は水を飲みながら横目で言った。










しばらくすると、ラーメンができた。



美味しそうな匂いを周りに広げ、俺達の前に置かれた。





「うおー!うまそ〜!!んじゃ、早速、いただきまーす!」



雅樹は箸を割り、手を合わせると勢いよくラーメンに食いついた。




「いただきます。」



俺も手を合わせ、ラーメンを食べはじめる。










「なぁ、賢吾…。」



雅樹は食べる手を止め、口にふくんだラーメンをモゴモゴ食べながら言う。




「なんだ?」



俺はラーメンを口に運びながら返事をする。

































「あ…あのさ…。」

























< 65 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop