狼くんの獲物
‡迫り来る影‡
目の前には顔が見えない男だけ。周りは真っ暗。そんな中、男は光って見える。
【―…やめてっ!貴方達のような者に私が倒せるとでも思っているの?】
『思っている…なぜなら我はあの方の血を飲んだのだから…』
…………また………夢を見た。
「昨日、あのまま寝ちゃったのかな…」
このみは鏡に向かい首筋を見た。
そこには紅く、深い穴が二つ。
「夢じゃなかった…夢なら良かったのにっ…」
ピーンポーン♪♪
急に家のチャイムが鳴った。
【―…やめてっ!貴方達のような者に私が倒せるとでも思っているの?】
『思っている…なぜなら我はあの方の血を飲んだのだから…』
…………また………夢を見た。
「昨日、あのまま寝ちゃったのかな…」
このみは鏡に向かい首筋を見た。
そこには紅く、深い穴が二つ。
「夢じゃなかった…夢なら良かったのにっ…」
ピーンポーン♪♪
急に家のチャイムが鳴った。