【本編完結】家族恋愛 ~月と太陽~






「愛してる。」




私の耳元で囁かれる低い声。


意地悪な弟だった陽日からは聞き慣れないその甘い声に、耳がゾクゾクとかゆくなる。


「はる…んっ」






私が名前を呼ぼうとする前に口は塞がれた。






…陽日の、唇によって。
< 103 / 113 >

この作品をシェア

pagetop