【本編完結】家族恋愛 ~月と太陽~
淡々と返事を返すお袋。


月も意外だったみたいでキョトンとしている。


「私はいいわよ。たぶんこうなるかもなぁ~なんて思ってたし。半々だけど。」


「なっ!?」


なんで、知ってんだ??




「あのねぇ、アンタが月のこと好きなのは目に見えてるっつぅの!!私だけじゃなくてあの人も。」


「親父も!?」


「そう。でもあの人、繊細だからねぇ…。」


「そう、なのか…?」


「小さい時に、アンタが『月ちゃんと結婚する♪』とか言い出した時なんて、気が気じゃなったみたいよ?予言されたみたいで。」




まぁ、それが現実になった訳だし、ショックは大きいだろうなぁ…。
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