言葉にならない
仕組まれた廊下
AM6:32
目が覚めた俺は、部屋に誰もいない事に気づき外に出た。
少し歩くと、後輩が1人お茶を飲みながら歩いていた。
「おはよー、聖(きよ)。
起きたら部屋に誰もおらんかったんやけど、
みんなどこ行ったか知らん?」
「おはようございます。
みんなは、屋上に居ますよ。」
「何しに?」
「何か、今日の練習メニュー何にするのか話してましたよ。
まぁ、タバコが吸いたいだけの奴もいますけど。」
「そーなん。
で、聖は?タバコ帰り?」
「喉かわいたんで、お茶を買いに行ってました。」
「また、今から屋上に行く?
行くんやったら一緒に・・「俺は、桐島(きりしま)さんの部屋に行く途中です。」