未来で輝く自分

暴力

ガン!何かで
頭を強く殴られた
そう思い頭がﾓｳﾛｳとする中
目を見開くと

ﾊﾟｰﾝ!!ﾊﾞｼッ
平手で私の頬を叩く
雄二の姿
胸倉を掴み
溝に殴りを入れ
私は吐き気がし
隣のドブ川の手すりに
もたれ掛かり
嘔吐___
!!?｢血?｣
どうやら殴られた衝撃で
口が切れたらしい

私は怖くて
立つ事も出来ず
ただ震えていた

そんな姿を雄二は
我に返ったかのように
私に近づき
｢ゴメン奈々美
ゴメン大丈夫?｣
戸惑う雄二に私は
俯きながら頷いた

雄二の家に連れ戻され
雄二の部屋へ着くと
再び殴ったり蹴ったり
いきなり私の携帯を取り
電池パックを
投げ捨てたりした

この行動に私は
何が何なのか
分からなかった｡

｢痛いッ!雄二｣
怖くて、怖くて涙が溢れた

｢ゴメン奈々美おいで♪｣
そう笑顔を向けた

恐る恐る
雄二の胸に飛び込み
抱きしめられた私に雄二は..


｢ゴメンな｣と何度も
謝ってきた
私は安心し帰る事を告げ
雄二は送ってくれた

数日後雄二から
再び呼び出され
雄二の家へ向かった

近くの河原で待ち合わせ
待っていた時___

急に大雨が降り始めた
傘もない私はひたすら待った
30分くらいしてから
雄二が傘を射しながら来た

ねぇ雄二__
どうして私を独りにしたの?



雄二が来ると私は恐怖心を
いつのまにか
抱いていた__

突然の別れを告げられ
雨はなにもかもを
掻き消すかのように
降り続き

友達に戻ろうと言い出し
私は刃向かうと
また殴られる怖さから

あっさり別れた__
冷たい雨は真冬の別れには
相応しいくらい寒く
涙を流しても
雨と共に流れてしまう

傘のない私は
その場から立ち上がり
ずぶ濡れのまま
下を向き歩き出す..

一週間後突然
雄二から連絡来た
別れてから初めて会う私は
正直怖かった

私の不安をよそに
雄二が家の前で笑って
立っていた
そのまま部屋に入れられ

雄二は私をベッドに
押し倒し無理矢理にされ

その時__