幼なじみ


「あのー・・・先輩・・・」
「?」
「何を買いに着てるんですか?先輩は?」

先輩は少し考えてから
ニコっと微笑むと
口を開いた

「ん?妹、誕生日なんだ!俺、あんまり親しい女いないから、みなみに頼んだんだ」
い・・・意外
口をポカンとあけてると
先輩はブッっと吹き出して笑った

「さぁ!女の子が好きなもの教えてくれ!!」
「えっと・・・中学生さんですか?」

先輩・・・妹さん思いなんだなぁ・・・
よし!私も先輩に喜んでもらえるように
がんばろう!

2時間後
「こ・・・コレでどうですか?」
「おー!かわいいな!ありがとう。買ってくるわ」

先輩はプレゼントを
抱えてレジに向って走っていった

「みなみ!・・・って大丈夫か?めちゃくちゃやつれてるように見えるけど・・・」
「は・・・はい・・・大丈夫です・・・」

「ありがとうな!みなみ」
「いえ!私でよければいつでもどうぞ・・・」
苦笑いしながら
私は先輩に笑い返した

「それじゃぁ、私帰ります」
「あ、俺おくるよ!」
「いえ!大丈夫です、それじゃぁお休みなさい」

先輩は「またね」というと自分のいえの方へあるっていった

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