幼なじみ

「さあ!お風呂お風呂ー」
ガララ
大浴場の扉をあけるとそこには
とてもきれいな景色が広がっていた

「わあ・・・ねえ、千佳すごくない?」
「うん、カメラ、持ってくればよかったね?」

湯船につかりながら景色を楽しむ2人
会話も弾み
時を忘れてしゃべり続けた

「ふー気持ちよかったーっ」
背伸びをする千佳
「あ、そろそろ、夕食じゃない?」
「それじゃあ、真崎と悠斗誘いに行こうか!」

パタパタと音を立てながら
男子の部屋へと向かう2人

「あ、千佳、みなみ」
偶然にも、男子の部屋へ向かうエレベーターの中で会った
「悠斗?真崎?どうしてココに?」
「風呂入ってきた、混んでて急いであがるのはいやだからな・・・」
悠斗は昔から
お風呂はゆっくりのタイプ・・・
悠斗らしいっちゃ悠斗らしい

「ねえ!そろそろ夕食だから一緒にいかない?」
「んーそれもそうだな、よしいくか」

私たちが準備をして
広間に集まる
私たちがつく頃には
もうみんなが集まっていた

「よし、いっぱい取ってこよう!」
張り切って、人ごみのなかに消えていく千佳
私・・・一人で大丈夫かな・・・
知らない人もいるし、人がいっぱいで押されないように気おつけなきゃ・・・

「あ、お皿とらなきゃ・・・」
お皿を取ろうとしたとき
隣のクラスの人に押されて足をすべらせてしまった

「おっ!?みなみ?何してんだ・・・そこで・・・」
「いや・・・その・・・足すべらせちゃって・・・」

悠斗に見られたとき、私の姿は
最悪の姿だった・・・

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