幼なじみ


エレベーターから降りると
弘記くんが待っていた
「あれ?みなみは?」
「あ、後からくるみたいだよ?」

部屋に入ると
部屋の中には弘記くんの彼女さんとか
ほかの男の子の彼女がいた

「ほーら、悠斗!みなみちゃんきたよー?」
「お前!何で呼ぶんだよ!バカか!?」
2人でもめてるけど
何に対してもめてるのかはわかんない・・・

「おい!そろそろ、アレ出してもいいんじゃない?」
アレ?何かもってきてたのかな??

「ほら!お待ちかねの酒!」
「おれ、マンゴー!」
「あたし、レモン」

お酒!?
先生来るかも知れないのに?

「みなみちゃんはなに飲む?」
「う・・・私はお酒・・・飲めないし・・・」

「大丈夫!悠斗も飲むし」
悠斗普通に飲んじゃってるし・・・
水を飲むように

「それじゃ・・・一口だけ」
ピーチカクテルを渡され
少し飲んでみる

ん・・・甘い・・・
少し、おいしい??

「ねえ、悠斗!・・・あれ?悠斗??」
「あー・・・酒の飲みすぎで寝てるし」
「悪いけど、みなみちゃん、こいつベッドに連れて行ってくれない?」
「ハイ・・・」

悠斗の肩を持ち
ふらふらしながら
ベッドへ向かう

「ほら、ついたよ」
ベッドに寝かせて
電気の明かりを少し暗くする

ベッドの隣のいすに座って
悠斗を見つめる

「・・・全然違う・・・つい、最近まで幼稚園だと思ったのに・・・成長って早いなぁ・・・」

そろそろ、部屋に戻るか・・・
千佳も来てるかもしれないし
「・・・き」
「え?」
「行くな・・・・・・―瑞希」

え・・・今・・・なんて?
みず・・・き?
誰?
もしかして友達ってこの子・・・?

頭が混乱しててわかんないよ・・・

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