幼なじみ
修学旅行(二日目)

着々とお土産が決まっていく
しかし、私のテンションは最悪・・・
みんなが私に近寄れないくらいの機嫌の悪さ・・・

「千佳、みなみしらねー?朝みたきりなんだけど・・・」
「あれ?さっきまで私といたのに・・・もしかして悠斗、何かしたんじゃない?」

悠斗はキョトンとしてる
心あたりはきっとないのだろう・・・
それもそのはず

酔っ払って寝てて
瑞希さんと間違えるなんて・・・

「んー・・・仲間に昨日の事情聞いてみるわ」
そういい残すと
また、人ごみの中へと消えていった

「千佳、ゴメン・・・離れちゃって・・・」
「いいよ、悠斗と何かあったんでしょ?」
私がコクリとうなずくと
千佳は何も言わずに隣にすわった

「理由はいわなくていいよ?どうしても相談したいときは聞くけど」
千佳は私のことをよくわかってくれてる・・・
話さなきゃいけないけど・・・
今はとても話す気にはなれない

そして、私たちを乗せたバスは
海へと向かって
また、走り始めた
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