幼なじみ
泣きながら歩いていると
誰かに声をかけられた
「みなみちゃん?」
先輩?亮介先輩?
「せ・・・先輩・・・」
「どうしたの!?こっちおいで!!」
人どうりが少ないトコへ先輩は案内してくれた
「そっかぁ・・・その悠斗くん?にキスされそうになったんだ・・・辛かったね」
先輩は私のことを優しい目で私のことを見てる
先輩は優しいなぁ・・・相談にも乗ってくれるし・・・
「すいません・・・・先輩にまで迷惑かけちゃって・・・」
「ううん、大丈夫!俺学校の女子に相談されまくりだからな?」
「そうなんですか?」
「うん!だから何かあったらすぐに俺に言え!」
すごい・・・何で私を守ってくれるの?
千佳くらいの美人だっているのに・・・
「これ、あげる」
先輩から渡されたのは
一枚の紙とアメ
「アメなめて元気だして!俺途中まで送るからさ!」
「有難うございます!とてもうれしいです^^」
先輩は駅まで送ってくれた
「大丈夫?ここから帰れるか??」
「ハイ。すいません、駅まで送ってもらっちゃって」
「いいんだよ!それじゃぁバイバイ!」
先輩と別れた後
家の前に誰かがいるのに築いた
近くにいってみると
「あ、悠斗」
「みなみ・・・」
酔いがさめたのかな?
顔も赤くないし
お酒の臭いもしない
「さっきはゴメン・・・俺、友達に酒飲まされてさ・・・」
「そっか・・・この前も聞きたかったんだけどさ」
聞きたい・・・嘘ついたときのこと・・・
今日もその友達と会ってるはず・・・
一つ前の駅で最近降りてることを
「最近、いつも降りる駅じゃなくて、一つ前で降りるの?」
「だから・・・友達が入るんだって!」
「じゃぁ・・・その友達って誰?私知ってる人?」
「カンケーないじゃん!俺が誰と友達になったとかいちいち言わなきゃ駄目?」
「それはそうだけど・・・」
「んじゃ聞くな!俺にだって秘密くらいある!幼なじみだからって何でも言うわけじゃない!!」
そういい残すと
悠斗は自分の家へと帰っていった
確かにそうだ・・・私が聞くことじゃないよね・・・
ゴメン・・・
私どうかしてたよ・・・