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道に所々だが、何ヶ月間も眠っている?人々が居る。
きっと、親族や恋人にみつけてもらうことが出来ず、いつまでもそこに在り続けるのだろう。
道は空いていた。
いつもは渋滞でイラつく道も、深夜以上にスムーズで、途中、信号で止まることもバカらしくなり、既に機能していない信号もあったので、信号無視することに決めた。
たまに走る車もあったため、一応は注意しながら走ったが、特に問題は無かった。
警察の影も見ることは無かった。
さて、このまま国会に走ったところで誰かに出会えるのかな?
そう思うと、目的地が国会というのは意味があるのか?
もっと人の多く居そうな場所はどこか無いかな?
やはり良い考えは浮かばないまま、ナビに従って車を走らせた。
そうしている内に、コンビニに入って行く女性を見掛け、喉も渇いたし、飲み物を「取り」に行くついでに話しかけてみようと思い、車をコンビニの前に止めコンビニに入った。
水、缶コーヒー、タバコを手に取り、車に置いた。
その足で再度コンビニに入り、カップラーメンの棚の前に居た女性に話しかけてみる。
別に、知っていて、何かを教えて欲しい、とは思っていなかった。
今から出掛ける先で出会う誰かへのリハーサルのつもりだった。