僕らの瞳にうつる世界。
「俺、アクエリにしよっと。光は……」
「緑茶」
「分かってるって……ほら」
宝先輩は自動販売機でアクエリアスと緑茶を買うと緑茶を先輩に投げる。
……こうゆうの見るとやっぱり幼なじみなんだなって思う。
お互いの好みを知ってたり、物を投げて渡したり。
あっくんとあたしもそうだったな……
『結衣。この歌、お前好きだと思うんだけど……聴いてみる?』
『本当? 聴いてみる。ありがと』
あっくんがCDを投げて、あたしがそれを不器用に受けとる。
それで聴いてみると、本当にあたし好みの歌で。
それが本当に嬉しかったんだよね。