僕らの瞳にうつる世界。
また、あっくんを置いて一歩を踏み出さなきゃいけないのか。
もうあっくんの時間は動かないって分かってるけど、求めてしまう。
だったらいっそ、あたしの時間を止めてしまえばいい。
そう、今までなら考えていた。
「生きてさえいればいつか笑える…」
ベッドに仰向けで横になり、天井を見つめたまま意味も無く呟いてみた。
まだあたしの人生は終わってないのかな。
でも、あたしの全てはあっくんだった。
それを失った今でも
あたしの人生は終わってないと言える?