【BL】風邪プレイはお好きですか?
「…うん。一旦そのバケツを置こうか。
うん、一旦置こうか」
「俺がやりたいプレイって言うのは…」
「ね、聞いてる?バケツを後ろに引かないでさ一旦置こう?」
雅希は完全に俺の言葉を無視して勢いよく前にバケツを振り上げた。
それと同時に、大量の水が向かって来る。
「俺、風邪プレイがしたい!」
「えっ、ちょ待っ――!」
慌ててる俺に向かってくる水は当たり前に待ってくれず、バッシャーンッ!と音を大きな立てて俺の全身にかかった。
「さ、遥斗…風邪プレイしようか!」
ニッコニコしてる雅希に腕を掴まれ俺は拒む隙もなく部屋に連れて行かれた。
――そして、今に至る。