Together《短》
私は聞き取れず
優チャンの方に振り返り
「何!?」
て聞いたら、
優チャンは慌てて
「うわッ
こっち見んなッ!」
て言ってまた後ろから
抱きしめられる形に戻された。
この時チラッと見えた
優チャンの顔は赤かった
「え?優チャン??」
「あ゛」
「どうしたの??」
「どーもしてねえし」
あ…いつもの優チャンだ♪
「ねえ、優チャン
私は…ずっとあの日から
優チャンだけがすきだよ??」
いつもの優チャンに戻った事が
嬉し過ぎて思わず
真面目に告白してしまった。
「…」
だけど優チャンは何も言わなかった
その代わりに
さっきよりもずっと強く
ギュッと抱きしめてくれた。
そして一言。
「俺も」
って聞こえるか聞こえないかぐらいの声だったけれど
私にはハッキリと聞こえたんだ。
end...