それでもあなたに恋をする


「…え?山口君、頼まれたの?」


「はい。課長はお忙しいでしょうから代わりに幹事をやれと、常務に言われました。」



「そう、なの。ありがとう。」




なんだか拍子抜け。

でも、気を使って貰えたのだから、素直に感謝するべきよね。



複雑な気持ちを抱えながらも打ち合わせを終え、社長と行動を共にしながら一日の仕事をこなしていった。

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