こっくりさん

「優里…

優里なの?」



「……ぇ?
なに言ってるの?

あたりまえだよっ」



どうしてなのかわからない。


けど今目の前にいるのは優里だ。


話し方も仕種も、わたしのよく知っている優里だ。



わたしは思わず抱きしめた。


「ちょっと麻衣!?」


「優里ごめん…
わたしのせいで…」


< 133 / 200 >

この作品をシェア

pagetop