こっくりさん

また、しらない世界になってく。


「しらないって、けんかでもしたのか?」



「ぇー…
わたしは特に心当たりないですけど」


「ご、ごめん。
ちょっとふざけてただけだよ」



ここでまた変なこと言うよりは話を合わせた方がいいと思った。



「なんだぁ。
冗談にしてはきつかったですよ…

ほんとにわたしのこと忘れたのかと思っちゃいました」



「そんなことあるわけないじゃん。

じゃあちょっとやってなあ課題あるから席つくね」



この世界はわたしのいた世界とどのくらい違うんだろう…


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