こっくりさん

「やば、遅刻する!」



急いで支度をすると部屋を飛び出した。



「お母さん!

なんで起こしてくれなかったの?」



リビングにいくと母親がテレビを見ていた。



「何を言ってるの?」



「何って、学校遅れるよ!
もう8時20分だけど」


母親はそれでも怪訝そうな顔をしてこちらを見ている。




「‥はぁ?
まだ夜だよ?」



< 92 / 200 >

この作品をシェア

pagetop