俺様彼氏注意報
そんなこんなで放課後。
僭越ながら車で須王の家まで帰らせていただきました。
運転手は誰かって?
もちろん朝と同じ方です。
あのなんとも言えない…
気まずい空気は最悪でしたよ(泣)
「おかえりなさいませ北条様」
ドアを開けると、
渡貫さんが綺麗にお辞儀し、
迎えてくれた。
『ただいまですっ』
「坊ちゃんから話は聞いていますよ、
着替えはこちらでしてください」
にこっと優しく微笑み、
渡貫さんは白いドアの前まで案内してくれた。