俺様彼氏注意報
――――――…
――…
『なぜ…?』
仕事場所に案内されてまず一言呟く
あたしが案内された場所は須王の部屋だった。
辺りをチラチラ見渡すと
黒で統一されたベッド
黒い時計
黒いカーテン
見る限り黒色が多いと感じるこの部屋は
なんだが男゙を感じさせられた。
『あのーあたしはこの部屋を掃除すればいいってことですか?』
くるりと振り返りアリスさんに問い掛ける。
「はい、その方が響様も喜ぶかと…」
口に手をあてて、
ふふっと笑いながらアリスさんは言った。
喜ぶって……;;
なぜ?