俺様彼氏注意報



『なっななななななな…!!』



舐められた耳に束ねられた
両手も当てて、どもりながら
開いた口を金魚のように
パクパクさせる。



そんなあたしの反応を見て
楽しんでいるのか、
意地悪な顔で笑い
強引に唇を重ねた。




『ん!!』




『ちょっ…んんっ』




あたしの唇を軽く挟んだりしながら、
熱く舌を絡ませる





音を立てながら絡む舌と
息があがって出るあたしの
吐息の音だけが部屋に広がる




何分経ったか分からない…
ただただ熱いキスに酔いしれる



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