俺様彼氏注意報



そこには、見たこともないくらい
優しい笑顔があった



呆気にとられるあたしの背中に
優しく手を回し、
壊れ物のように抱きしめる




「ごめん、怖かったよな?」




耳に唇を寄せながら
優しい口調で謝った




ずるい…



そんな風に言われたら
許すしかないじゃん…




『ん。もういいよ…』






言葉だけでなく、あたしも須王の背中に
手を回し、怒っていないことを示した。






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