俺様彼氏注意報
『かっこ悪くないよ。貸して、やりたいから』
再び手をのばして、ニコッと笑う
「~~~っ」
またしばらくしぶっていたが、
あたしの笑顔に観念したのか
あたしの前までゆっくり歩いてきて
腰をかがめ、高さを合わせてくれた
ぶっなんか可愛いかも…
『毎日やってあげようか?』
「うっせ」
くすくすとからかいながら
ネクタイを結ぶ。
『はい!出来たっ』
達成感を感じて顔を上げると
目の前には須王の顔