゚*。不良が恋した姫様゚*。

「おはよう御座います。お嬢様。」

みんな廊下ですれ違うたび挨拶してくるメイドや執事たち…

意味わかんない。

どうせ影ではアタシの悪口言ってるくせに。

愛想がわるいだの…
不良とばっかりつるんでるだの…
そのせいで3年前のあの事件が起こったのだの…

華月家の恥だの

そんなのわかってるし。

誰よりあたしが一番わかってるし。関係ないひとたちにあたしの何がわかるの?

お父さんだってお母さんだってあたしの事なんてどうだっていいんでしょ?

3年前の事件だって残念…悲しいなんて嘘。どうせあたしの事影で笑ってるんでしょ?

あたしなんて生まれなきゃ良かったんだよ。

あぁなんだかんだ言ってリビングについちゃった…
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