ダサメン教師の秘密♥



すると、先生はあたしを凝視していた。




『いや…なんでもないです』




一瞬だけ目線が絡み合い、今度は先生の方から先に逸らされた。



あ、逸らされた…。





離れていく目線が妙に悲しかった。




「じゃ、始めるぞ!ハイ、今日のプリント!!」




先生は持っていた教科書類を近くの机に置き、1枚のプリントだけあたしに差し出した。



あたしは、手を伸ばしプリントを受け取る。











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