ダサメン教師の秘密♥
女子トイレに駆け込んでから頬の熱を冷ますまでと胸のドキドキを沈めるまでに40分ほど掛かってしまった。
どうしよう…
先生、怒ってるかな?
サボりだって思うかな?
鬼になってたりして…
そんなことを思いながらあたしはトイレを出た。
「はっ!!」
思わず息を飲んだ。
桜井先生が、トイレの入り口の壁に寄りかかりながら立っていた。
「おせぇよ!一体、何してたわけ?」
『…ウ…ッ…ン…ウッ…』
あたしはなぜか分からないまま涙が流れた。