ダサメン教師の秘密♥



「帰れるか?送る?」




先生は優しく問いかける。



あたしはまた頭を左右に振るだけ。




そして、あたしは先生のYシャツの裾から手を離す。




寂しい気持ちになった。




離れちゃった。





もう一度触れたい。





でももうおしまい。



あたしは先生に『さようなら』と一言残すと振り返らず靴箱まで向かった。




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