ダサメン教師の秘密♥
『教師ですからね?』


俺は少しだけ上から目線で言った。



「じゃー、出来て当然だな!!」


そう言うと周りの男子生徒達と笑う琥龍。


まったく!



俺は心の中で少しムカついたが、抑えて、少し教室内を回った。



「先生!目の大きさが上手くいかないんですけど・・・」


その時何高野が俺を呼び止めた。




俺は足を止め高野の絵をじっくり見る。




『どれ、ちょっと鉛筆貸して』




俺はその高野から鉛筆を借りると右目だけ書き入れた。



「うわぁ!先生スゴイ!!さらっと書いちゃうなんて!!」





『まぁ、前はデザイン画ばかり描いていたからな。左目は自分で入れてみ?』


俺はニコッと笑い鉛筆を返す。


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