ダサメン教師の秘密♥


『あたしテスト受けなきゃ!!』



「テスト?もう終わってる時間なんじゃないの?」


『えっ??』


あたしは保健室にある時計を探した。



『2時6分…ってもう午後??』



「そうよ、あなた揺すっても何度呼びかけても起きないんだもの」


『そーんなぁ…せっかく嫌いな英語もがんばったのに…』


あたしは、保健室の先生にグチをこぼす。



「まぁ、でもいいんじゃないの?学生なんだから勉強はしといて損はしないから、それにね、がんばった事って無駄じゃないのよ?今はまだ分からないと思うけど、いつか必ずそれが、自分の為になるから!」

保健室の先生の慰めは、すごく優しく心に響いた。





ガラガラガラ…





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