ダサメン教師の秘密♥
あたしは自分のカバンを持って保健室の先生にお礼を言って出た。
まだ、ほんの少し心臓の鼓動が鳴り止まない中、小走りで靴箱に向かい、上履きを脱いでローファーに履き替える。
その途中、校内放送のアナンスが入った。
ピーンポーンパーンポーン…
「2年3組高野 優梨子さん、至急職員室までお願いします」
えっ?
あたし…??
あたしは周りをキョロキョロして2階の放送室を見上げる。
すると珍しくカーテンが開けられて、そこに居たのは、ニッと笑った桜井先生の姿。