君に触れたくて…
それから俺と敦はいつも一緒にいて、万引き・カツアゲ、など色んなことをした。
補導なんて当たり前、喧嘩なんて毎日だ。
俺はいじめられっ子から、いじめる側へと昇格した。
最初のターゲットは、俺を虐めていた奴等。
片っ端から殴り、蹴り、病院に行ったやつもいた。
みんなが俺を恐れはじめた。
それが快感だった。
今は俺がこの学校を支配している。
「なぁ敦」
「んぁ?」
「お前、童貞?」
俺が何気なく言った一言。
この一言が、俺の人生を大きく左右する。
「ぶはっ(笑)童貞なわけねぇじゃん!」
「えっ?まじかよ」