君に触れたくて…




「いつでもヤれるっつーの」



「どうやって?」



「ふっ(笑)まぁ見とけよ」




敦は廊下を通りすぎる、一人の女子に目を向けた。




「なぁなぁ」



「え?」




見た目からして明らかに先輩だ。



「化学準備室ってどこっすか?」



「向こうだけど」



「連れてってくださいよ!」



「…いいけど」




敦はニコニコしながら、その先輩へ着いていく。



化学準備室とかわけわかんねぇよ…



俺は敦の後ろを無言で着いて行った。




「ここだよ」




先輩が後ろの敦へ振り向いた瞬間



ドン



鈍い音がなり、その場に先輩は倒れた。


俺は何が起きたのか、まったくわからなかった。



敦は先輩を軽々と持ち上げ、化学準備室の中へと入っていく。




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