君に触れたくて…
一体何するんだよ。
「鍵閉めろ」
敦が振り向き様に俺に命令した。
少しカチンときたが、この状況を頭のどこかで“やばい”と思っていた俺は、素直に鍵を閉めた。
「何するんだよ」
「え?(笑)楽しいこと」
敦は不気味に笑い、先輩を床に寝かした。
そして上から跨り、先輩が起きるまで待っていた。
まさか…と、俺は思った。
いやいや、ここは学校。
いくら敦でも、そこまではしないだろう。
きっとあれは脅しだ!
ヤられたくなかったら金だせや!!
とかね…
この時俺は、敦という奴を甘くみていた。