君に触れたくて…
「ん…」
先輩が目を覚まし、驚いた表情で敦を見る。
そしてだんだんと、顔が青ざめていく。
「な…なに」
「見ればわかんだろ?(笑)」
「やめて…っ」
「さぁて、食事の時間かな」
俺は茫然と見ていた。
いまいち状況が整理できてない。
「やっ…!離してっ」
「静かにしねぇとぶっ殺すぞ!」
敦の手には果物ナイフ。
俺は怖くて怖くて、2人の行為をただ見ているだけだった。
「あ~やべ」
腰を激しく振りながら、声を漏らす敦。
俺はだんだんと、目の前の光景に慣れてきていた。
「んっ…はぁん」
「おい、何感じてんだよ」
「感じてなんかない!」